心のままに

日々の想いや、趣味のあれこれ

癌は治る病気になってきてはいるけど。。。。癌以外でも不治の病はある

保険営業をしていた頃の話し。

 

癌の勉強は上司によって毎日の様にする事も。

以前は不治の病と言われて来たけど、今は5年生存率と

言うのがあって、治る病気にもなって来た。

 

入社して担当になったある方は、

もうすでに乳癌を患っておられて、手術で治っていた。

完治だったのかは分からないが。

 

やはり、反対の乳房が癌になってしまったと連絡があり

手続きを進めた。

お宅を訪問すると、以前から病院の様な臭いのお宅

だったが、一段と患者臭とでも言うのか強い臭い。

玄関先には子供用の傘が掛かってはいるが、一度も見かけた事は

ない。

家の中に入ると、やはり子供の物は見当たらない。

「お子さんは?」

一度聞きかけた事があったが、とても口には出せない。

 

入院や手術の給付内容が格段に良くなり始めた頃

先輩から、彼女は内容を変えない方が良いからと

言われて、そのままにしていた。

そのままの方が給付内容が、彼女にとってはメリットがあった。

 

そんな手続きを繰り返していたが、ある時

「今度は頭まで来ちゃったの。ガンマナイフの手術する

ので、手続きお願い」

「頑張って、早く又顔見せて下さいね」

心の中で、もうダメかもしれない・・・・そう思った。

 

数日後、会社からの帰り道、ご主人からの着信。

えっ! やっぱり?

そう思って車を止め電話に出ると、

 

「残念ですが、亡くなりました」

号泣してしまった。



 

また、ある看護師の彼女。

病院担当だったので毎週の様に顔を合わせ、元気だった彼女から

こちらがパワーを貰っていた。

彼女自体は別の保険会社に加入されていたが、他の家族は

3人ともみんな担当していた。

いつも病院で会ってはいるが、たまにお休みの時は

連絡があってご自宅まで行くことも。

 

その時も連絡があり、訪問すると

色々手続きがあるからと、その内実は膵臓がんなんだと

打ち明けてくれた。

膵臓は沈黙の臓器とも言われ、他の臓器に隠れているし

症状が出にくいので、症状が出る頃には手遅れの場合が多い。

病院で会っても、日増しに顔色が悪くなっているのが分かる。

 

数日後、手続きでご自宅に。

その後の予定を入れてなかったので、旦那の愚痴とか

いろいろな話をして、結局4時間も話し込んでしまった。

暑い日が続いていたので、おっきなスイカをお土産に持って

行ったけど、もっと大きなスイカがあるから持って帰ってと

お見舞いに来た先生方のお菓子があるから持って帰れと

反対にいっぱいお土産もらった。

夕飯の時間が来て、食べちゃうねと食卓に座った彼女は

少しも箸が進んでいなかった。

 

その二日後、亡くなったと聞いた。号泣

最後に思う存分話が出来ただろうか?

仲良くしてくれてありがとう。

 

仕事柄、お客様の様様な事を知る事が出来る。

ある時、立て続けに何人かのお客様から

「もう、保険は入れないからねぇ〜

 実は原因不明だけど、治らない病気なんだって」

それぞれ病名を聞き調べてみると、確かに原因不明で

現在のところ治療方法がないとあった。

それからもう随分経つし、医療も格段と進歩しているので

治療方法は見つかったのだろうか?

 

ちなみに私も思いがけず、目の病気を患ってしまい

一生治らないんだとか。

取り敢えず、レーザー治療と眼球注射は何度かした。

結局のところ治療は悪くなったら、悪くなったらと言うのは

視力が落ちてきて見えづらくなったら眼球注射するしかない。

最悪、失明するからね〜と医者に脅されている(--;)

 

最初の頃悪くなった時、右目が患っているのだが

片目で見ると夜、光のない所にいるかのようで

驚いてしまった。

保険治療が効くようになって、それでも一回5万円近い治療費は

毎月では痛い。

お陰さまで、今は何とか3年近く打たずに済んでいる。

 

健康だと思っていても、病はいつ間にか近くまで来ている。

過信しないで、身体を労って!!

 

 

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