彼岸花 すっ転んだ父の思い出
彼岸花 縁起が悪いとされているけど・・・
結構好きです（＾＾）
百恵ちゃんの 「曼珠沙華」 色気がありましたよね
今は亡き父は 写真を撮る事が好きで
60の て習いで 60歳を過ぎて 仕事を引退した後
若かりし頃好きだった 写真を撮ることに没頭していました
最初の頃は カメラの説明書を見ても理解できなくて
「おいっ Ciel 読んで説明してくれ」 状態でした
なかなかの良いカメラを持っていたので 説明書も難しく
私も苦労して 解読しました😅
そのうち 流石に 好きこそなんとかで
自分でどんどん 撮り始め
地元のカメラ好きのクラブに入ったり
東京の先生のクラブに入り 撮影会に参加したりしていたようです
レンズも色々探しては 買い求めたり
結構 本格的にやっていて
ニコンのコンテスト？見たいのにも 幾度となく出品して
賞も取ってました
新宿のビルでの展覧会や 二科展の 写真部門で入線した事も
でね ある日実家に行ったら
父の額に傷があって どうしたのか聞いたら
土手に咲く 彼岸花を撮っていたら
夢中になって 足元の切り株に気が付かず
つまづいて 土手から 転げ落ちたんだとか
その彼岸花は 大型スーパーのある通りの土手に咲くのです
春は 桜と菜の花の
ピンクとイエローのコントラストが 綺麗なところです
自然界の色って ほんと凄いですよね
綺麗で 心癒されます
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すっ転んだといえば
まだ父も若く元気な頃 撮影旅行で鎌倉に母と3人で
行きました
初日は 難なく過ぎて 多分建長寺だったと思うのですが
（記憶が定かでは ないのです）
広い境内を 高く聳える杉の木が印象に残っているのですが
ちょっと違うのですが こんな感じ
これは自前のものではなく お借りした画像です
その広い境内を それぞれが散策していたところ
父が 足を引きずって近寄ってきました
どうしたのか聞いたら
カメラバッグに沢山のカメラとレンズ 諸々が入っていて
凄く重いんです
それを肩にかけながら 1mくらいの溝を 飛んだんだそう
自分の力と体力に 過信していた父は
これくらいは 飛べるだろう 飛びこえられるっ！ と
飛んだんだそう
しか〜し 自分の体重＋カメラバッグの重みを 考慮に入れて
なかったんですね
多分 15kgはあったかもです
持たせてもらった時 よくこんな重い荷物を 持って歩けるなぁ〜
と思った覚えがあります
父にしてみたら カメラ命 レンズ命なので
いつどんな時に どのカメラで レンズで写真を撮るか重要で
いつでも それに応えられるように 持ち歩いたようです
見事 空中失速で 溝に落下！！
足を痛めて 撮影どころではなくなってしまいました
その少し前に 「かもめのジョナサン」
が話題になってて 私も読みました
読んだことは 今でも覚えているのですが
内容までは とんと 記憶にございませんm（＿）m
が 空中失速したくだりがあったと思うんですよね
違ったら ごめんなさい
「😂 かもめのジョナサン やん😂」
もう 父の痛みは そっちのけで 境内で大笑いしてしまいました
早速 その後の予定変更で 宿までどうにかして帰りました
母はおしえてもらった近所の薬局で 湿布薬を購入し
父の 太ももいっぱいに 貼ってあげてました
なので 残念な事に と言っても
この旅は 父の撮影会がメインなので 父次第だった訳で
予定は繰り上げ 帰宅しました
その後も この話は 我が家の笑い話の一つとして
ずーーっと語り継がれています😂
こんな風に 父の事を書いていると
写真の事に夢中になっていて 楽しそうで
一緒にどのアングルが良いかとか 出品するための題名を
考えてた頃が とても 凄く 懐かしい・・・・・
あの頃の 父に 会いたい・・・・・
晩年は 自己中心的で わがままで どうしようもない
年寄りになっていたけど
お酒も タバコも ギャンブルもやらない
父の唯一の楽しみが 写真でした
母が入院していた時 ひとりぽっちで家にいるのは
心配なので 毎日料理を作りに行ったりして
私の作った「肉じゃが」を今まで食べた中で一番美味しいって
言ってくれたり 普段は食べない「カレー」も残さず食べてくれて
寝るまでそばにいたり 母が退院するまでの毎日は
病院と実家と 家との３か所をグルグル回って
とても忙しい日々でした
あぁ〜 懐かしいなぁ〜
